追加利上げの影響について。ーかぼすの社長ブログ

社長のブログ

先月、日銀が追加利上げを決定したのをご存知でしょうか?
ここ最近のテレビは、あなたの生活に1ミリも関係のない男性アイドルの報道ばかりでしたが、こんなブログまで読んでいるあなたなら、この大事なニュースを捉えて頂いていると信じています(笑)

不動産の世界で経営をしていて、自らも投資を行う立場にいると、金利に関する報道はとても気になります。政府は、日銀は何を目指しているのか、不動産はそして世の中はどうなっていくのか。自分なりに注視をしています。

「世の中はこんな風になりそう」、「金利は、市場はこうなっていくのではないか」というあくまで想像、予想だとしても、事実に基づいて自分の見解や仮説を持つことは大切なことだと思っています。


当ブログをご覧いただきありがとうございます。
高い倫理観と見識が会社の強み。大分で一番真面目な不動産業者を目指しております 株式会社大分かぼす不動産 の 井上 と申します。
当ブログでは、不動産の活用に関する情報はもちろん、不動産業者としての我々の想いについて発信を行なっております。


さて、改めてですが1月24日に日銀は、昨年の7月以来となる追加の利上げを決定しました。これで政策金利は2008年10月以来、17年ぶりの高い水準となります。

この決定を受けて三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンクは、普通預金の金利引き上げを発表しました。普通預金の金利が上がるのは、嬉しいニュースですが、政策金利が上がると住宅ローンなどの貸し出し金利も上がります。

住宅ローン金利は、日銀の金融政策がベースとなっています。
日銀は、2016年以降いわゆる”異次元の金融緩和”を行ってきましたが、昨年3月に金融緩和政策を修正し、短期金利の誘導目標をマイナス金利から実質的なゼロ金利に変更することを決定しました。
その後、7月に追加利上げを行うことを決定し、さらに先月24日に短期金利の誘導目標(政策金利)を0.25%引き上げ「0.50%」へと追加利上げを行うことを決定しました。

住宅ローン金利が上がれば、住宅購入者の負担が増加するため、当然のことながら住宅購入を見送る人が出るなどの影響がでます。実際、融資期間35年で3000万円を借り入れる場合、0.5%金利が変われば支払総額は、280万円ほど変わりますので、金利の差で大きな違いがあると思います。

また、変動金利で住宅ローンを組んでいる方や、収益不動産を購入している方々にも、その影響は及びます。支払いが家計を圧迫したり、返済がキャッシュフローを悪化させたりという影響は、この先出てくるでしょう。
金利も高くなったので、まだ購入しないでおこうと買い控えが始まると落ちるのが価格。これまで活況だった不動産市場にも徐々に影響がでるものと思われます。

しかし、住宅ローンが上がるタイミングにはチャンスもあります。それは、低い金位のうちに買ってしまおうという駆け込み需要が発生する可能性があるためです。どうせ買うなら金利の低いうちにという心理による、締め切り前の一瞬の需要の高まりは、いろんな商品で見られる傾向ですが、住宅ローンも同じです。

専門家は、日銀は4月から始まる新年度でも利上げをする可能性があると示唆しています。既に先月決定した利上げの決定で、春には住宅ローンの金利が上がるでしょう。売却をご検討の方は、価格が高いまま維持されていて、駆け込み需要があるかもしれない今がチャンスかもしれません。

売れない時期になって重い腰を上げても、売れないものは売れません。早め早めのご相談が吉、賢明なあなたからのご相談を心からお待ちしています。


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